おりえのあとりえ

宗谷織衛のあれやこれや

第二回ゆらぎPF卓「暗中模索から旅は始まる」

トレーラー


『新入りパスファインダー、大手柄!』
『古の秘宝見つかる――エスカダールで発掘ブーム再来』

 アブサロムの外国人区の話題はそれらで持ち切りだ。
 未だ大地には誰も知らぬ遺跡が眠っている――その事実はパスファインダーたちの興味と欲望を大いに刺激した。
 しかし都合の悪い事実は一部にしか知らされていない。君たちの持つそれが決して平穏で安全な物品というわけではないこと。邪悪な死霊術師が、その危険な宝物の片割れを手にしてしまったこと――。

 君たちは速やかに「死の宝珠」を取り戻し、二つの宝珠を墳墓の下へ納めなくてはならない。なぜなら君たちの持つ「生命の宝珠」こそが、死の宝珠の暴走をを押さえ込む唯一の手段なのだから。さもなくば死霊術師ケヴァラヴェクか暴走する宝珠が、未曾有の死者を生み出すことになるだろう。

 だが何をするにも手掛かりがない……。
 そんな君達の下へ、ある言語学者が呼び出しをかけた。

 君たちが先日書物の解読を依頼した、言語学者のマクスウェルから連絡があった。
 書物の中に、幾つか気になる記述があったという。

 だが訪れたマクスウェルの邸宅は荒らされており、マクスウェル自身の姿もどこにもなかった。
 ここで何があったのか、彼はどこへ消えたのか――恐るべき『死の宝珠』へ繋がるか細い手掛かりは、暗中に消えようとしていた。

 


途中参加者専用キャンペーン特徴


〔裏切られた者〕 君はこの都市の後ろ暗いところに住まい、末端として使われて、悪事に加担し、そのおこぼれに預かって生きてきた。そして今、約束されていた破滅が君の前に現れた。より強い悪によって下される、小悪党に待ち受ける三つの破滅――トカゲの尻尾切り、捨て駒、そして裏切りが。
 君は反応セーヴに+1の特徴ボーナスを得る。

 

〔悪党を追う者〕 君はアイオーメディの掲げる正義と秩序の剣の下、この都市の治安を守る職業についている。そしていまは探偵の真似事をしていた。悪党を追いかけ、奴らが纏う闇の衣を引き剥がし、悪事を暴き出さねばならない。だが今日に限っては、一歩遅れてしまったのだ。
 君は(罠でない)隠されたものを探すための〈知覚〉判定と追跡のための〈生存〉判定に+1の特徴ボーナスを得る。

 

〔友を探す者〕 君はマクスウェルと知己の間柄だった。ふと顔を見ようと思ったのか、あるいは何か用事があったのか、いずれにせよその日君はマクスウェルの下を尋ね、そして彼が消えてしまったことを知った。
 君は意志セーヴに+1の特徴ボーナスを得る。